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大荒行堂の日課

大荒行の修行を全てを語ることは到底できませんが、今回はその一端を申したいと思います。

先づ起床ですが、午前3時からの水行を行う為に午前2時頃の起床となります。荒行は基本的に1日7回(午前3時・6時・9時・12時・午後3時・6時・11時)の水行と、読経で1日が明け暮れます。水行が終れば読経、読経が終れば水行という徹底した修行をする事で、自らの六根清浄・罪障消滅をめざします。

食事は、朝夕の2回のみ、昼食はありません。お粥とみそ汁だけでこの100日間を通す訳です。しかも食事の時間は僅かなお粥を飲みほすだけの短時間で、無駄な時を取りません。

1日2時間余りの睡眠と2食の食事で日に7回の水行、延べ18時間余に渡る読経三昧ですので、声は嗄れ、足は腫上り、身体は衰弱して意識はもうろうとして来ます。しかしこの様な過酷な状態にあっても何とか100日間の修行が全うできるのは自からの修行しようとする気持、鬼子母尊神、諸天善神の御加護に他なりません。

荒行も50日間が過ぎますと檀信徒との面会が許される訳ですが、直接手を触る事はできません。面会に訪れた方々に法楽祈祷を行ないますが、水行・読経で清められた行僧の御祈祷には計り知れない迫力と感動を受ける事と思います。 日蓮宗の荒行は日本仏教の中で一番厳しい修行です。その訳はお釈迦様の真実の教えである法華経、そして日蓮大聖人がお唱えになられたお題目を弘めんが為に法華経の行者に求められた厳しさがそこにあるからです。

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